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最終更新日 09/11/04
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燃費って本当は何?---10.15モード燃費

まずは基本的なことから。
自動車の燃費とは「1リットルのガソリンでどれだけの距離を走れたか」を数値で表したもので、単位はkm/Lです。自動車の燃費は、車体重量、エンジンの種類、空気抵抗、乗車人数、走る環境、運転方法などなど、色々な条件が複雑に組み合わさって決まります。

ところで、ご自分の車の燃費がどのくらいか知っているでしょうか。 私のチェック方法はもっとも原始的ですが「満タン法」という方法です。ガソリンスタンドでガソリンを満タンにし、トリップメーターをゼロにします。そして、次回の給油の時にも満タンまで給油します。走行距離を給油量で割ったものが燃費です。
例えば500km走って40リットル給油したとします。 するとその時の燃費は、12.5km/Lとなります。少々の誤差はありますが、何度か計測すれば問題ないでしょう。もっとも最近の自動車では燃費計が付いているものもありますね。
こうして計った実燃費とカタログに載っている燃費は、結構大きな差がありますね。自動車のカタログを見ると「10・15モード燃費」という項目があります。 これは、国土交通省が定めた試験方法で測定された燃費です。日本の車ならどこのメーカーでも同じ条件で測定されているので、燃費を比較する最低限の目安にはなります。
この10.15モード試験というのは、測定装置の上に車を乗せ、実際の走行よりもかなり穏やかに運転するので、一種の理論値といっていい結果が出ます。 しかも、排ガス成分を調べるのと同時に計測される程度のものですので、現実には即していないのが実情です。このため、新しい燃費基準、JC08Hモード燃費が2011年度から導入される予定です。
現実的には、一般的な街乗りでは10・15モード燃費の60~70%ぐらいになるのが普通のようですが、走行条件と燃費走行テクニックを合わせれば、10・15モード燃費を超えることは100%不可能というわけではありません。

では実際、自動車はどんな時にもっともガソリンを消費しているのでしょうか。 当たり前の話ですが、発進時などアクセルを踏み込んだときに、ガソリンをたくさん消費します。
逆に、アクセルを少しだけ踏んで一定速度で走っている時や、アクセルから足を離している時は、ほとんどガソリンを消費しません。
では、なぜ同車種でも燃費に差がでるのでしょうか?燃費は走る条件や運転の仕方でかなり違ってきます。混雑した市街地や険しい山道を走った時などは燃費が悪くなってしまいがちです。
逆に、信号のほとんどない田舎道を60km/hぐらいで走る場合や、高速道路を80~90km/hで走る場合は、ほとんどアクセルを踏まなくても走り続けられるので、驚くほど燃費が良くなります。

車の調子やお手入れでも燃費は変わってきます。自分の自動車を自分でボンネットを開けたのはいつか思い出せるでしょうか。ご自分での点検に自信がないならせめてガソリンスタンドでタイヤの空気圧程度は測ってもらいましょう。無料で対応してくれますし空気圧が規定値より低い と燃費が悪くなったり、パンクの原因になります。
できれば、エンジンオイルや点火プラグ、夏であればクーラント液の点検程度まではご自分でできるようになると車に対する愛着も変わってきますし、快適さもグッと変わってきます。
さらに一歩進めるなら、オートマオイルの劣化やエアフィルターの汚れ、マフラーの穴やヨゴレなども燃費が悪くなる原因として、よく言われているものですからチェックしておくと燃費は髄分と変わってきます。ただし、オートマオイルの交換などは、場合によっては不具合を起こす場合もありますので慣れている人以外は行わない方が良いかもしれませんが、中古車を購入するときなどは要チェック項目です。

総括しますと、自動車を適切で快適な状態に保ち、乱暴に扱わず運転してあげれば、10.15モード燃費を超える運転も不可能(?!)ではありません。車の点検がご自分では苦手な方もいると思いますが、そういう方は、車やさんや整備士さんで親しい方を作ることが早道でしょう。そうした人と知り合うことも自動車を大事にしていれば、不可能ではありません。